有限会社エヌ・エス・ジェイ

油脂分解剤|有限会社エヌ・エス・ジェイは、ピタバリアなどの熱中症対策グッズを取り扱っている会社です。

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油脂分解剤

油脂分解剤とは

油脂分解剤は、付着している油汚れに 瞬時に反応して細かい粒子に分解され、細かく分解された油は、微生物により生分解され、炭酸ガスや水に還り、
下流に流れていく過程で徐々に生分解が促進され、油は殆んど分解されて残らない洗剤です

そのため、飲食店換気口付近の油汚れや機械油、食器洗浄機油、食品油など油がこびりつきやすいところに最適な洗浄剤です。

カチカチに固まった油汚れも、油分の分解によって汚れがすっきり取れて、臭いも無くなり、流れたたあとも排水溝に詰まることがありません。

油脂分解剤の種類

機械用油:GT-AS020 用途:メッキの脱油、工場床汚れ落とし・河川流出油除去・他

植物油用:GT-AS021 用途:自動織機洗浄機用・グリストラップの洗浄・仮説トイレ・他

 

油汚れでお困りの方は一度ご連絡ください
 

油とは・・?

分子の違いで油の種類は違うが基は炭素(C)と水素(H)から成り立っている。

油の大分類

①ナフテン系②パラフィン系③芳香属系の3種類に分かれる。

a,ナフテン系:ガソリン・灯油・プレス油・軽油などが代表
b,パフィン系:プロパン・天然ガス等
c,芳香属系:潤滑油・アスファルトなど

 分解の原理

・油脂分解剤によりCHがC(炭素)とH2O(水)に分解される。
・無機質は分解しない事で、タンクの下に沈殿する。
・汚れ部に浸透して行き汚れを剥がすように落とす。
・鉄等の表面は、キレト剤がコ-ティグの役目を果たし錆の防止になる。

他との比較

一般的な洗浄剤は界面活性剤を使用しており、表面より汚れ部を溶かしていき汚れを落とす。
泡が出る事で、洗い流しや下水への排水は問題がある

利点

・廃液処理が容易
・安全・無臭
・低価格

欠点

・溶剤(トリクレン)に比べ洗浄時間が長い
・乾燥時間がかかる

除菌

GT-AS020は酸素系の効果で除菌しGT-AS021はアルカリが高い事で菌を発生させない効果がある。

油脂分解剤の検証結果をご紹介します。

検証

場 所 ・・・・浜松市内Cホテル3階厨房

目 的 ・・・・4月から個別のグリストラップにて効果の確認を行ってまいりました。(結果として、水面が油と汚れで固まっていた所に今回の油脂分解剤を投入し、数分後から分解が始まり固まっていた物がドロドロに変化しました。)

今回はお客様からのご依頼でこれらの実験結果から大量に汚れが出る食器洗浄機に使用している洗剤を変更しヘキサン値が下がるか調査を行いました。

【検証内容】

①粉の洗剤を食器洗浄機から投入し洗浄、バイオ入り不織布投入(現状の仕様)

②食器洗浄機に洗剤として油脂分解剤とバイオ球を槽に投入(対策案)

③①の条件に戻し、②の効果を確認する。(現状の仕様)

【食器洗浄機】

現在3階厨房で使用している食器洗い機です。

①変更前のグリトラップの状況

平成27年6月1日撮影

グリストラップ内の排水は脂分が多いのかドロドロとした感じで、底部まで同じように汚れていました。

お客様立ち合いの元で汚水を採取しました。

②変更後のグリスラップ

平成27年9月25日撮影

第1と第2の排水はほとんど透明で、第3槽の上面にはさらさらした感じの汚水になっており、底部は第1,第2と同様透明の汚水でした。

パイプ部も汚れが無い状態でした。

③元の洗剤戻した状態

平成27年11月12日撮影

第1、第2は濁りのあり、表面には油が浮いた状態でした。 第3は固形された脂分が溜まり、パイプの周りも油部がへばりついた状態でした。

第1、第2は濁りがあり、表面には油が浮いた状態でした。

第3は固形された脂分が溜まり、パイプの周りも油部がへばりついた状態でした。

排水の比較(グリストラップ内、三槽目の汚水です)

平成27年6月11日採取

(測定結果:59.3%)

赤い色は、赤い添加物の多い食材の色です。
三槽目の底部より採取しましたが、固形分が多い事で、上記の状態になりました。

 

平成27年9月25日採取

(測定結果:24mg/L)

場所は三槽目の底部より採取しました。

平成27年11月12日採取

(測定結果:1100mg/L)

少し濁って上部には脂分が少し浮いた状態で
した。

測定結果

今回は、汚水に含まれているノルマルヘキサンの値を下げる目的で行いました。
基準値として、平成27年6月11日に採取した汚水を静岡県認定の浜松環境衛生研究所にて測定して頂きました。
1回目は59.3%と桁違いの値が出ました。

その後、食器洗浄機の洗剤を油脂分解剤に変え(8月29日)通常通りの洗浄を行って頂き、1ケ月後の9月25日に採取した汚水の値は24mg/Lと浜松市の基準値内に入る値でした。
その後、10月5日頃に今まで使用していた洗剤に戻し洗剤による汚水の変化の確認を行いました。
今までの洗剤に戻した状態で、約1ケ月後の11月12日に今まで通りグリストラップ3槽目の汚水を抜き取り、検査機関で測定して頂いた結果、1100mg/Lとn-ヘキサンの値が浜松市の基準を大幅に超える値の結果でした。

まとめ

今回の測定に使用した汚水は、全て抜き打ちで採取した物を測定しました。
今回の結果より、食器洗浄機に使用している洗剤は食器等に付着している汚れを容器から落としていますが、

油等はそのままの状態で排水に流れグリストラップ内で油分と水に分離します。

大きな汚れ・油分が付着した汚れは上面に浮きます。通常であれば、毎日その汚れ分を網などで掬い取ります。

一回目に採取した物はその作業が不十分であった事から、採取した物の中に固形分が混じり、桁違いのn-ヘキサンの値が出たと思われます。
それに比べ、油脂分解剤はまずは水のクラスタ-を細分化することで油の隙間に入り込み、汚れになじみ、

油を細かく分解し微生物が油分を分解しやすくすることで生分解が効率良く進み、ピットに流れ込む汚水を綺麗にしたと考えます。
また、自然に存在する微生物では短時間に水と二酸化炭素に分解が出来ないことで
微生物(バイオ球)をグリストラップに入れた事で活性化が増したと考えます。
以上の事から、n-ヘキサン値を下げるには、洗剤を使用した後に油脂分解剤を排水溝から流し込み排水溝に付着した油分を分解させ、

グリストラップ内に流れ込んだ油脂分解剤・バイオ球で油分を分解させる方法か、洗剤を油脂分解剤に変えて洗浄の元から対策を進める方法の何れかが対策として考えられます。

また料理台・まな板・食器等は次亜塩素酸にて洗浄する事になっていますが、この次亜塩素酸で大切な自然の力微生物を死滅させる恐れがありますので、

今後、使用方法の工夫を考えて自然界の助っ人微生物(バイオ球)を併合して使用することを提案いたします。

油汚れ分解メカニズム

一般的な洗剤は、お皿などについた油汚れを弾きお皿から汚れを落とします。

洗い流された油分は、排水口・配管の中に徐々に蓄積し臭い・詰まりを発生させる原因になります。

今回のご提案は、1つは、洗剤として水の分子を細分化させる。(油脂分解剤:下記の図で示しています)。

また、動植物の油脂の分子レベルの結合を切り離し細分化させる事で、自然界の力(微生物)の活動を促進させ分解が早まります。

この2点の効果で、現状の問題点を解決ものです。(油の分子を細分化することで微生物が分解しやすくなる)

※作業後に次亜塩素を使用し消毒する事は、バクテリアも同時に死滅させる事や臭気を嗅ぐ事で社員の体にも良い影響は与えない。

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